安彦良和さんの機動戦士ガンダムORIGINをご紹介します。
この漫画、月刊ガンダムエースという、ガンダムばっかり掲載されてる月刊誌の大人気漫画です…ガンダムばっかりのってる雑誌が成立しているだけでも凄いことなんですが。
この漫画のまず凄い点は、
安彦良和が漫画を描いているという点につきます。
ガンダムの1年戦争をキャラクターデザインをやった安彦良和自ら漫画化しているんです!
※安彦良和さんは、漫画家としても、ナムジやら虹色のトロツキーやら…アニメーターの漫画作品としてはクオリティーの高い作品を大量に描かれています。
この作品は、作品として何が凄いんだ?
ガンダムの焼き直しじゃないの?
と思われてる人がいるとしたら、それは非常にもったいないのでここで説明しますと…
まずこの漫画版では、アニメ版ガンダムの設定を微妙に軌道修正して描いてます。
例えば、ガンタンクやガンキャノンは旧型モビルスーツとして登場します。
ちょっとその設定どうなんだ?おかしくねーか?というところは変えちゃってるんですね。
そしてアニメ版だとよくわからなかった、何故ジオンと連邦軍が戦争に突入したのか?その経緯とか。
シャアとセイラの子供時代。
シャア・アズナブルがシャアになるまで。(この人、本名キャスバル・ダイクンっていうんですよ)
シャアとガルマザビの友情。(シャアはガルマを陥れて殺すんですよ。無茶苦茶ですわ)
ジオン軍のモビルスーツ開発環境(ジオンは次々と新しいモビルスーツ作るんですわ)
ザビ家の確執。(なんだかめんどくさいんですね。これ読むとわかりやすいです)
などなど
アニメ版では描かれなかった物語が大量に挿入されています。
こう書くと、マニア受けしそうな話なんだと思われがちですが…
別に自分はガンダムマニアでは全く無いです。
でもこの漫画相当面白いんですね。
ガンダムという稀代のクオリティの高い作品をがっつり、安彦良和という作家が気合入れて再現してるわけですからつまらないわけがないんですよ。
現在漫画は最終局面アバオアクーに突入してます。
ララァーですね。ニュータイプ同士の邂逅というやつです。
人は次のステップに進めるのか?
宇宙で生まれ育った世代(コロニー世代)は、コミュニケーション能力や個々の能力(ちょっとしたエスパー)に変化がうまれる。
2012年のマヤ・アセンションに通ずるテーマをしっかり描いた作品。
今読むべき作品です。
ガンダムファンは勿論、全然興味無い人でも充分に楽しめます。
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