2010年10月14日木曜日

魁!!男塾 作宮下あきら

週刊連載なんだから、どんどんもってしまおうよつながりということで、大好き極まりない漫画。『宮下あきら作。魁!!男塾』を紹介します。
少年ジャンプに連載されている人気漫画ともなると、とりあえず休ませてもらえないわけです。
毎週書き続けないといけない。しかも何百万人も読者がいる。

その中で毎週ハイテンションで帳尻をあわせていかなきゃならないわけです。
昨日の北条司さんなんかも、うまーくもりながら、帳尻をあわせているんですが、

そういうの全部ぽいっと投げ捨ててしてしまって、面白ければいいじゃないか!
とりあえず面白ければ、設定なんか変えちゃえばいいし、その週の読者を最高に喜ばせればいいだよという、とても偏ったスタイルを貫き通した格闘漫画。それが魁男塾。大好きです。

例えば、るろうに剣心で主要キャラが死んでしまって、いやいや死んで無かったよという時は、かなりの批判があったように記憶します。

魁男塾上でも、数え切れないほどの塾生が死んでますが、ほぼ生き返ってます。とゆーか実は死んで無くて、包帯ぐるぐる巻きになってるあれです。

驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)でも(伊達と三面拳を相手にするやつですよ!)
大威震八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)でも(3号生と戦うやつ)
天挑五輪大武會(てんちょうごりんだいぶかい)でも。

男塾の塾生は、文字通り死闘を演じるので、負けたら血の海地獄真っ逆さまみたいなことですから、というか会場を移動するだけでも命がけなもんですから!というか応援するための旗もつだけで大変ですから。ぱーれんせいはの時とかでも、2号生と3号生の戦いなんですけど、負けた方が全部死ぬとかって設定なんですね。まー結局どっちも死なないんですけど。子供心に、だいよんきょうさつの時点でこーゆーことやるのね!と思ってるわけです。でも全然ありでしたね。そんなのどーでもいいやと思えるほど、毎週面白んですよ。ビックリするくらい面白い。最終的にはドラゴンボールより先に読んでました。

そして時に生き返らないキャラもいたりするから…わからなくて
三号生筆頭の大豪院邪鬼は、てんちょうごりんの時死ぬというか、地に返ってしまい、その後は登場しませんでした。多分死んでるんだと思います。こういうこともあるから余計目が離せないのですね…

個人的に一番大好きなのは…

三面拳に月光というのがいるんですね。この月光初期から出てる最重要級キャラクターというのを覚えておいてください。

月光は、かなりの達人なので、毎回重要なところで戦い、死んでいき、生き返り、囚われの身になったり、また戻ってきたり…とにかく忙しいのです。

某敵との対決の時、月光は眼つぶしの攻撃を受けるんですね。
やばい月光、いくら月光でも眼つぶし受けたらやられちゃうよ…と全読者が思った瞬間

月光は言います。

「この月光 生来目が見えん!」


えーーーーーーーーーーー!!!
見えてたよー。今まで普通に見えてたじゃん。


多分宮下あきら先生は浮かんでしまったんですよ。
眼つぶし繰り出してくる敵キャラを、苦もなく退けるキャラは盲目であると。

で!

月光が戦ってたから、月光目見えなくしちゃえと。

これはインパクトありました。月光ほどの主要キャラでも、たかだかサブキャラの繰り出してくる一つの技を退ける為だけに盲目にしてしまうこの潔さ。読めば矛盾点などすぐにみつかるのに、そんなの別にいいっしょ。これ男塾だよ。というあまりにもあまりにも潔い態度。

だから主役の桃太郎が、敵のボスキャラと戦う度に技が増えていくのとか別にあえて突っ込むこともないんですよ。最後の方、カメハメ波みたいなのうってますけど…別にいいんです。赤石先輩と戦ってた頃なんて、ダンビラ振り回してただけじゃないっすかとか言っても意味ないです。

男塾も後半、(最初から適当なのに)どんどん適当になっていって…
普通の高校生と運動会みたいなのしてましたからね。世界最高に強い奴等より強いのにそりゃないよーとさすがに殆どの人がその頃には読んでなかったです。

でも敢えて今読みたい。
こんな時代に読みたい。

一家に男塾一セットは必要です。
癒されますよ。

細かいこととかどーでもよくなります。面白ければいいじゃないか。
えーじゃないかえーじゃないか。よいよいよいよい。

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